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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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思い込むという技術

生徒の質問は意外な盲点をつかれることがある。「中国では一人っ子政策ということですが、双子や三つ子が生まれたらどうするのですか」という質問も意外な質問で、考えたことがない、想定外の質問だ。しかし排卵誘発剤などで、日本でも双子や三つ子は珍しくないようだ。中国でも同じだろう。

調べてみれば、そんなことかという答えなのだ。二人目を生んでしまうと、高い税?お金が、年収の3倍ということだが、取られる。しかし農村などで、一人目が女の子だと、農業生産に影響があるということで、農村では男の子が生まれるまでよいというような話もある。少数民族の場合はどのような扱いなのだろうか。漢民族だけのことか?あるいは沿岸部の発展している地域が厳しいのだろうか。

中国には戸籍はないだろうか?戸籍があるのは日本の数カ国だけということだ。もともと律令制を始めた国だから、戸籍がないのはおかしいのだろうか。租税台帳(日本でいう計帳)さえあれば、税さえとることができれば、それでよいという考えだろう。日本は戸籍をしっかりつくり、人民を支配しようという支配者の考えが強いのだろうか。分からないことが多いものだ。

ところで話を元にもどすと、案外、近い国なのに分からないことが多いものだ。思い込むという技術は、人間特有の能力だろうが、思い込んで、疑問を持たないとダメということの例だろう。ところで双子以上の場合は、許可されるという話だ。一人っ子政策という名前が有名だが、一回目政策(最初の妊娠という意味)という名前に変えれば、一回目の妊娠で双子以上でも、生んでよいということになるだろう。生徒の質問というのはありがたいものだ。
by qzr02421 | 2009-07-04 07:22 | 日常