トカトントンという音とうのは・・・
2009年 06月 24日
暑くなってきた。暑いのと寒いのとどっちが好きかと問われれば、寒いほうが好きと答えるだろう。名古屋の夏は、体の周りに湿気がまとわり付いているような気がする。暑いのではなく、蒸し暑いというのが実感だろう。その名古屋の夏がやってきたようだ。職場でクーラーが入ると、家の部屋が暑く感じる。
暑いと本を読む気にもならなくなる。本を読んでも、文章がただ、過ぎていくだけのような気がする。ところで、太宰治の小説の『トカトントン』というのがある。夏になると天から「トカトントン」という音が聞こえてくるような気がする。トカトントンという音とうのは、やる気がなくなる音なのだ。
この小説では、終戦(敗戦)で価値観が変わってしまったことで、今までも価値が分からなくなり、主人公が、何か頑張ろうとすると「トカトントン」という音が聞こえ、突然、今まで頑張ってやってきたことが、嫌になるというような話だったように思う。価値観の変換というのは、それくらい人の大きな影響を与えるということだろう。
太宰の『佐渡』というのも面白い小説だ。新潟?から舟で佐渡に舟で渡る紀行文なのだた、とても風情があるように思う。佐渡を見て、大陸と思ったりして、太宰の感情の移り変わりが分かる様な気がする一冊だ。是非『トカトントン』と『佐渡』を読んで、太宰の世界を感じてみて欲しいものだ。ところで太宰治と松本清張が同じ日の生まれたのだ。1909年、太宰は青森県で、清張は福岡県で生まれたのだ。太宰は39歳で、清張は82歳で死んでいるということだけのことだ。しかし同じ年に生まれたという印象がないのが普通のことだろう。太宰は1948年に死んで、清張が『西郷札』でデヴューしたのが1950年というのも不思議なことだ。
暑いと本を読む気にもならなくなる。本を読んでも、文章がただ、過ぎていくだけのような気がする。ところで、太宰治の小説の『トカトントン』というのがある。夏になると天から「トカトントン」という音が聞こえてくるような気がする。トカトントンという音とうのは、やる気がなくなる音なのだ。
この小説では、終戦(敗戦)で価値観が変わってしまったことで、今までも価値が分からなくなり、主人公が、何か頑張ろうとすると「トカトントン」という音が聞こえ、突然、今まで頑張ってやってきたことが、嫌になるというような話だったように思う。価値観の変換というのは、それくらい人の大きな影響を与えるということだろう。
太宰の『佐渡』というのも面白い小説だ。新潟?から舟で佐渡に舟で渡る紀行文なのだた、とても風情があるように思う。佐渡を見て、大陸と思ったりして、太宰の感情の移り変わりが分かる様な気がする一冊だ。是非『トカトントン』と『佐渡』を読んで、太宰の世界を感じてみて欲しいものだ。ところで太宰治と松本清張が同じ日の生まれたのだ。1909年、太宰は青森県で、清張は福岡県で生まれたのだ。太宰は39歳で、清張は82歳で死んでいるということだけのことだ。しかし同じ年に生まれたという印象がないのが普通のことだろう。太宰は1948年に死んで、清張が『西郷札』でデヴューしたのが1950年というのも不思議なことだ。
by qzr02421
| 2009-06-24 18:16
| 本