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本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
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キーワードは、まだ生きがいなのだろうか

佐々木希が、人気ケータイ小説を映画化した「天使の恋」出演するということだ。この話はトラウマから人を信用できず、お金だけに価値を感じる女子高生が主人公なのだ。その女子高校生の名は理央というのだが、運命というか宿命というか、理由はさっぱり分からないが、大学講師と恋に落ちるのだ。恋くらいはだれでも経験するものだが、トラウマがポイントになるのだろう。そこで人を愛する意味を初めて知ったりなんかして、結構よい話しのようだ。そして空虚な毎日から脱皮しようとするというストーリーだ。

最近のキーワードは、まだ生きがいなのだろうか。人はただ生きているだけだと思うが、なぜか生きがいなどというものを欲しがる生き物のようだ。やりがい、いきがい、生きる意味などというのは、心理学でもおなじみの言葉だ。最終兵器はアイデンティティの確立なのだ。このような言葉は知らなければ、それで終わりのはずなのだが、知ってしまうと、妙の気になる言葉のようだ。

知らないことは、知らずに生きた方が行きやすいと思う。高校の現代社会でも、アイデンティティや生きがい、そしてボランティアなどという言葉は氾濫している。イヤになってしまうのだ。人間は、ただ淡々と生きていけばよいと思っている。ところでこの原作のサイトは「おりおん☆」というのだが、かつての「恋空」や「赤い糸」以上のアクセスと記録しているということだ。現代社会はいかに悩み多い時代ということを象徴していると思う。

人は人間関係の中で生きているというを考えさせられる。人との関わりで生きているのだが、その関わりがうっとうしいという面もあり、ないとまたさびしいということとなる。人間関係とは複雑で、また、いとおしいものなのだ。悩みながら生きるのが、人間という存在と思うしかないのではないだろう。
by qzr02421 | 2009-06-16 16:21 | 劇,映画その他