人気ブログランキング | 話題のタグを見る

本を、旅を、世の中をどのように見るのか


by qzr02421
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ただ見ているだけで、心が満たされてくる

名古屋駅を6時半の近鉄特急で出発すると、奈良駅には丁度9時ちょっとすぎに到着する。
名古屋から奈良までの特急券で、八木、西大寺と乗り換えるのだ。近鉄は合理的に特急を運行していて、スムーズに乗り換えることができる。西大寺からは特急に乗るより、それ以前に出発する電車に乗った方が、奈良駅には早く到着する。奈良駅からなら国立博物館まで歩いて14分くらいだ、開館が9時半だから、5分前くらいに到着する。

現在奈良国立博物館で開催されているが「国宝鑑真和上」展だ。4月4日から5月24日まで開催されている。例の博物館の法則で早く行った方がよいということで、4月24日の金曜日に行ってきた。正倉院展は混雑の極みだが、この鑑真和上展はゆっくり見ることができた。

入場し二階に上がると、まずは四天王立像が出迎えてくれる。多聞天、広目天、増長天、持国天、じぞうこうたと覚えるものだ。仏像を後ろから見ることができるのは、博物館ならではのことだ。ゆっくり見ることができた。持国天は「くやしいです」と言っているように見えた。第二室に入るとそこは「鑑真和上像」が展示されている。

朝一番で行くと、唐招提寺のお坊さんによる、お経、焼香を体験することができる。功徳があるのだろう。鑑真は日本に授戒をするために、自分を犠牲に来られた人だ。759年という年のことだ。彼の来日のより仏像の形式も変化する。時代を変えた人物だということには間違えない。この展示会の副題が「不思議だ。ただ見ているだけで、心が満たされてくる。」というものだ。確かに、心が満たされてくるというのは事実だと感じた。
by qzr02421 | 2009-04-26 13:30 | 旅行